思ったことを書くだけ

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楠木新『定年後 50歳からの生き方、終わり方』 

定年後 50歳からの生き方、終わり方

【内容】
自営業などを除けば誰もがいつか迎える定年。社会と密接に関わってきた人も、組織を離れてしまうと、仕事や仲間を失って孤立しかねない。お金や健康、時間のゆとりだけでは問題は解決しない。家族や地域社会との良好な関係も重要だ。第二の人生をどう充実させたらよいか。シニア社員、定年退職者、地域で活動する人たちへの取材を通じ、定年後に待ち受ける「現実」を明らかにし、真に豊かに生きるためのヒントを提示する。

【メモ】

定年後の話で巷で飛び交う話題は年金などの老後の生活費に纏わるものがほとんどだ。しかし、本書によると、定年後の大きな問題は「孤独」だと言う。

本書で面白いと思ったのは「定年女子」の話だ。女性は定年後でも孤独とはならずに楽しくやっている人ばかり。会社に寄り添うことなく別の世界を仕事をしながら作っていた人ばかりだからだ。

一方男性陣で「孤独」になってしまうのは会社に寄り添ってきた人である。

会社とは実に便利なところで、誤解を恐れずに言ってしまえば「自分がほんとは何がやりたいのか?」を考えずとも、やることは降ってきてそれに一心不乱に邁進していれば良い。多少嫌なことがあっても退社後に仲間と一杯ひっかけてグチも言える。多少の不満はあっても会社はいろいろなものを提供してくれているのだ。社内という小さな「社会」でうまくたち振る舞えば自分の存在感を感じ満足することができた。

しかし、会社という枠がなくなった瞬間、個人を表に出てきて何をして良いかわからなくなり、心が病んでしまう。

男とはなんてアホな生き物なのだろう。

本書の読み方はいろいろあって良いと思う。定年後、どうすれば「孤独」にならずに済むかを今から処方を打っておくヒントを得ると言った読み方も善し、男という生き物の特徴を理解するために読むのも善し。

※余談だが、働き方改革といろいろ言われているが、制度を作ってもこの会社というムラ社会がなくなったら居場所がなくなったらどうしてよいかわからない人たちで形成されている限り、このムラ社会から爪弾きにされることを恐れて、変わるのには時間がそれなりに必要とするのではないか?

※さらに余談だが、上記にも記載したように、やることは降ってくるし、突然の配置転換で入社時には想像もしかったことをやったりする。それなのに、(日本の)会社は入社試験でどんなことをやりたいかを聞く。何故だ?

※2週間ほど前に読了
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