思ったことを書くだけ

読んだ本の紹介、自転車練習、ドキュメンタリー視聴、映画、美術関連、時事問題・・・気になったことをメモとしてまとめていきます。

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村瀬 興雄『アドルフ・ヒトラー―「独裁者」出現の歴史的背景』 


アドルフ・ヒトラー―「独裁者」出現の歴史的背景 (中公新書 (478))アドルフ・ヒトラー―「独裁者」出現の歴史的背景 (中公新書 (478))
(1977/01)
村瀬 興雄

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本書の構成は一般的な人物伝とは異なる構成をしているように思う。通常であれば、生い立ちから始まり、大戦敗退直前での自殺による死を描くというのが、一般的スタイルだと思うが、総統になるまでで物語は終了している。ヒトラー=ユダヤ人強制収容所の話が思いつくが、その具体的な話はほぼゼロだ。当時のドイツの社会からなぜヒトラーが生まれたのかを見ていくという構成。

ヒトラーが成功したのはかなり乱暴に言うと次の通り。

・その当時のドイツ国民には、ドイツ民族主義的なもの、反ユダヤ主義的なものが、根底にあり、そこに彼一流の扇動家の能力が共鳴することで、エリートも大衆も支持した。

・ヒトラー主義的なものは当時政治運動にあったその一部に過ぎず、実際、彼がいなくても、類似の運動がドイツ各地で発展していた。そして、その運動が失敗すると、雪崩をうったようにナチス支持への傾いていった。

ようするに、<ヒトラーは権力亡者として、術策をつくして政治運動の階段を上り詰めた人物-P212->ではなく、<彼をめぐる・政治・社会・文化の状況が彼の成功と彼の運動の発展を規定した-P212->ということらしい。

また、ヒトラー的なものが許された背景は次の本文から次の文章が端的に表していると思う。

第三帝国のもとでは、歴史上でも例がないほどの残酷な独裁政治が行われたが、このようなことになるまでには、長い前史があった。ワイマル共和体制そのものが、独裁への道を着々と準備していた。1930年3月29日、ブリューニング内閣の成立いらい、議会政治は名目だけとなって、・・・独裁的支配ができあがっていたし、・・・中間政党の票は、ナチスへと移動しつつあった。・・・ドイツ第二帝政以来家長的で権威主義的性格をもっていたので、そこで生活する一般国民は、革新派の人々までも含めて、知らず知らずのうちに、規律と団結と服従を重んずる従順な生活態度を身につけてしまっていた。ドイツの上層から下層まで、・・・(ナチス)の支配を永続させるのに役立ったのである。-P256-


なんでもそうであるが、過去を振り返るときに誤った情報や近視眼的なモノの見方が「一般常識」なることほど恐ろしいことはない。上の文章を読んでも思い当たることはたくさんだ。

・5/17メモ:疲労感がひどく年次休暇

カテゴリ: 書評

テーマ: 読んだ本 - ジャンル: 本・雑誌

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Posted on 2012/05/17 Thu. 11:22    TB: 0    CM: 0

記事保存:キヤノン、デジカメ生産を無人化 世界初 15年メド 主力工場は国内で維持 

キヤノン、デジカメ生産を無人化 世界初 15年メド 主力工場は国内で維持

キヤノンは人手を使わずロボットだけで部品を組み立て、デジタルカメラをつくる完全自動化ラインを構築する。2015年をメドに大分など国内2工場の一部で稼働させる。円高を背景に国内製造業は、人件費の安い海外に生産拠点を移してきた。組み立て工程の自動化を進めてきたキヤノンは、高い精度が要求されるデジカメで世界初となる生産無人化に挑む。コスト競争力を高めて、もの作りと研究開発の基盤を日本に残す。

 15年をメドに、デジカメの主力工場である大分キヤノン(大分県国東市)と、交換レンズの拠点である宇都宮事業所(宇都宮市)にある組み立て工程の一部を完全自動化する。デジカメの部品数は約600〜1000点。それらを組み上げ梱包するまでの作業を、一部機種から無人でできるよう製造装置の改良などに近く着手する。

 キヤノンは1990年代後半から、作業員が複数の組み立て工程を受け持つ「セル生産」方式を導入し、生産効率を高めてきた。近年は人が扱いにくい微細部品などの組み立てをロボットに任せる「マシンセル」方式に発展させ、少人数による生産を実現している。

 大分と宇都宮の組み立て工程の従業員数は非公表だが、機種によってはこの3年間で半減したという。無人化後は工場の生産管理や成長分野の新規事業部門に移すなどして、雇用を吸収する方針。

 キヤノンのデジカメの世界生産台数は11年が2590万台。世界シェアは約20%で首位。新ラインが軌道に乗れば、もう一つのデジカメ国内工場である長崎キヤノン(長崎県波佐見町)と台湾など海外3工場にも順次、導入していく計画だ。

 デジカメは光学技術に優れる日本メーカーの得意分野で、キヤノン、ソニー、ニコンの上位3社で世界シェアの5割を握る。ただ価格競争が激しく、キヤノンを除くカメラ大手は電子機器の受託製造サービスを手がける台湾などの海外企業に生産委託を増やしている。日本勢の委託比率は合計で5割程度まで上昇しており、もの作りの基盤が揺らいでいる。

 デジカメは精密な加工技術が必要なレンズや画像を処理する半導体、手ぶれを防ぐセンサーなど付加価値の高い部品や素材からなる。完成品を組み立てる主力工場が日本に残れば、世界的に競争力のある部品や素材メーカーが国内にとどまり、新製品の企画段階から共同開発する強みを生かせる。取引先を含めた雇用の維持にも役立つとみている。

 主要製造業ではトヨタ自動車が国内生産300万台を維持するため、設備投資額を4割減らしても従来と同じ効果が得られる生産技術の革新に取り組んでいる。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E3E0E2E0E58DE3E1E2E7E0E2E3E09F9FEAE2E2E2

【雑感】

記事を良く読むと、完全無人化ではないようだが、ついにここまで来たかというのが印象。人間は、いろいろな人がいて社会ができている。知的労働に向く人、単純労働に向く人、etcそれぞれだ。しかし、世の中の流れは明らかに単純労働に向く人には厳しい社会になる方向に向かっていると思う。

ところで、デジカメってほんとに売れている商品なんだろうか?今では携帯にあたりまえのように機能として入っているので、一眼レフなどの趣味の分野以外では不要な代物のように思えてしまうが、どうなんだろう?

・面白発言メモ:残業がなくなると、効率的に仕事ができない。

・トレーニング:エアロバイク 1時間 筋トレ ストレッチ 朝練より、エアロバイクの方が踏みっぱなしだからかきつい。

カテゴリ: 雑誌・新聞・記事

テーマ: 気になるニュース - ジャンル: ニュース

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Posted on 2012/05/15 Tue. 22:07    TB: 0    CM: 0

yamada練 166km 

yamadaな練習に参加

気温は爽やか。自転車日和って感じ。ただし、ちょっと、風が強い。

6人集合。すぐに離脱予定者1人。午前中離脱予定者3人。

連光寺→野猿街道→北野街道(?)から国道20号(甲州街道)。で、大垂水峠。ここは鬼門。前回も頂上まで千切れないで到達できなかった。ギアの選択を考えながら行きたいところだが、また50T-21Tor23Tで行ってしまう。あと一歩というところでまた千切れる。。。

ただ、今回は自分の心拍数、呼吸とか冷静に観察できた。心拍175になると、かなり息が荒くなり、我慢の限界が近くなってくる。ここで、後ろに後退するかして、休むことができたら少しは回復ができるのかも。あと、インナーを積極的に使っていこう。今回使ったギア比はインナーでも十分実現できる。リアの選択肢が広がり、もう少しいろいろできるかもしれない。あと、エアロバイクによる高強度一定トレーニングで我慢する時間をもう少し伸ばしていこう。

大垂水峠を下ったところで、3人離脱。

ヤマさんと2人で大月往復をやることにする。二人で回すのは結構しんどい。さらに、今回は風が安定しないので、追い風になったり向かい風になったり、横風になったりと脚を削る。大月到着。すぐに下り、数キロ走って今日の練習で初めてのまともな休憩。

DSC_0331_convert_20120513160945.jpg

キムケンさんの補給アドバイスにしたがい、量も考えて補給。走りながら食べるものも購入。

帰りは向かい風基調。下りでも先頭に出ると心拍が160台後半にもなり、きつい!!ヘロヘロ。大垂水峠手前の上りはヘロヘロになりながらもがんばった。

大垂水峠は脚がいっぱいなので、上らず相模湖の方へ逃げることにする(笑)

途中記念撮影。
DSC_0332_convert_20120513161011.jpg

新緑も鮮やかでほんと良い季節になりました!

車も増えてきたので、淡々と16号へ向かい、野猿街道へ。ヤマさんのうちの近くのところでヤマさんとはお別れ。あとは、自宅まで、がんばった。

今回はハンガーノックになることなくがんばれた。

それにしても、二人で走るのはきつい!!

補給メモ:ポカリ0.5リットル 水1リットル 果汁ジュース0.3リットル コーラ0.3リットル 蒸しパン3個 生クリーム入りどら焼き1つ



カテゴリ: 自転車

テーマ: 自転車(スポーツ用) - ジャンル: スポーツ

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Posted on 2012/05/13 Sun. 16:11    TB: 1    CM: 0

どうでも話メモ 

・PCとのにらめっこが続いているので、目が非常に疲れる。なんとかならないか?

・たまたまカミさんが自宅で映画「ジョーズ」を見たらしい。久々で面白かったとか。このような話を聞くと、垂れ流しの番組も悪くないのかな?とも思う。垂れ流しだと偶然出会う面白い番組もある。オンデマンドが今後広まって、今のような放送スタイルは消えうせるのではないか?という論調を見たことがあるが、オンデマンドは言葉の通り、見たいときに見たい番組を見るということであるから、「偶然の出会い」はない。視野が狭くなるかも。

・上記に関連してだが、たまたま「夏目雅子」のドキュメンタリーをやっていた。27歳の若さで亡くなったことにもびっくりだが、23歳のときに撮った映画などのシーンが出てきてその存在感にびっくりした。懐古趣味はないのだが、今の若い人よりはるかに芸&人間力とも上なような気がする。

・今日のトレーニングは近場の長尾坂を13回(だった?)上る。30キロ程度しか走っていないのだが積算標高は750m程度と結構上った。短時間で脚に負荷をかけるにはやはり坂連が良い。

・計算が発散する。原因がわからん。クーラン条件は満たしているので問題はないと思うのだが。。。丸め誤差の累積が問題?境界条件のバグ?原因を明らかにする必要がある問題かはまだわからんが、趣味としては明らかにしたいところ。

・今日の名言。「いろいろ言ったところで人間は所詮動物である。その行動は種の保存ですべて説明がつく。」

カテゴリ: 日々の備忘録

テーマ: ひとりごと - ジャンル: 日記

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Posted on 2012/05/12 Sat. 17:19    TB: 1    CM: 0

榎本博明『「すみません」の国』 


「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 157)「すみません」の国 (日経プレミアシリーズ) (日経プレミアシリーズ 157)
(2012/04/10)
榎本 博明

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【内容】
「すみません」とすぐに言う、「それはいいですね」と言いつつ実は拒否している、自分の意見を押し出すと「空気が読めない人」になる、全員が“首をかしげる”提案がなぜか会議で認証される――日本独自のコミュニケーションの構造をひもとく『「上から目線」の構造』著者の最新刊。


【雑感】
本書のエピローグのP15に次のようなことが書いてある。

本書では、日本を「状況依存社会」と特徴づけ、状況依存的なコミニュケーションの深層構造を浮かび上がらせることを試みた。-P15-
この5文字の漢字でいろいろな状況が目に浮かぶ。本書でも挙げられている例などは典型例だと思う。

・「何か質問は?」と言われて、みなそれぞれ思うところはあっても積極的に挙手する人は皆無に等しい。それぞれの心の内は「こんな質問をしたらバカにされるのではないか?」「こんなことを意見を言ったら失礼になるのではないか?etc  と言った具合に自分の発言の後の影響を気にして行動に切り出すことができない。

・Aさんの意見に反対の場合でも、Bさんは、まずAさんの意見を称賛することから始める。次にAさんの意見では今回の案件では不都合であることを婉曲に表現することで"Aさんを立てつつ"反対の意見をこれまた婉曲に表現する。

他にもいろいろあるが割愛。

つまり、「場」の波風を立てないように、つまり、状況に依存しながら「場」を乱さないようにを最優先で行動するのが日本人であると。このことは想像力を働かせると、日本の権力機構についても当てはまる。P154にオランダの極東特派員だったカレン・ヴァン・ウォルフレンが、「日本/権力構造の謎」という本で次のようなことを書いているそうだ。

・・・「日本から入れかわり立ちかわり差しまわれてきた十何人目かの調停役との交渉で、ついいらいらが爆発し、『責任者のところにつれていってくれ』と叫びたくなる外国代表が多いはずだ。だが、日本にはそんな責任者などはいない。」
頭が痛い。。。結局のところトップと称する人でも日本人として育ってきた以上「状況依存」から逃れることは非常に困難であり、自分のまわりへの配慮心から逃れることができず、合理的な判断をすることが困難な状況になる。

本書では状況依存によるデメリットを指摘する一方で、相手への配慮によるギスギス感のない、思いやりのある社会を作ることができているのではないかとも言っている。他にも「察する」とか「本音の建て前」とか興味深い話を取り上げているが割愛。

この手の問題に"これだ"という回答はないのであるが、自分的には一番納得行くのは"勇気がないこと"、"責任をとりたくない"の2点に集約されるのだが。。まっ、異なるモノの見方を知ったので善しとしよう(笑)

日本にこのような「場」を乱さないことに重きを置く文化が根付いたのは、昔からの生活の知恵なのだと思うが、世界が狭くなった以上、そればかりでは損をすることは理解し、変わる必要があるところは変わった方が良いと思う。

最後に面白い話をひとつ抜粋。
・・・日本では、多少異議が出た場合も、全員一致の体裁を無理にでもとりたがる。みんなが同じ考えで、みんなで決めたことだという形(※これなんてまさに責任の所在をあいまいにする典型)が、日本的には一番落ち着くのだろう。ユダヤでなぜ全員一致が無効かといえば、反対意見との比較や対決がないとその正当性を検証できないからだという。全員が一致して誤っている可能性を否定できない。さら言えば、何らかの強制力のもとで、全員一致になった可能性も排除できない。そう考えると、全員一致は限りなく怪しい。-P163-


5/10読了

カテゴリ: 書評

テーマ: 読んだ本 - ジャンル: 本・雑誌

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Posted on 2012/05/10 Thu. 20:41    TB: 1    CM: 0

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